専務理事 中島 寿起
専務理事 中島 寿起
1952年に設立された大垣青年会議所は、今年度で74年目を迎え、諸先輩方が創り上げられてきた歴史、伝統は今でも会員に受け継がれています。常に課題を把握する努力をし、解決へと導き、西美濃地域の明るい豊かな社会の実現を目指して事業を行われてきた諸先輩方の後ろ姿を見聞きし、尊敬するとともに、現役メンバーも負けられないと奮闘しています。
ほんの数年前と比較しても社会情勢は急速に変化し、意識していないと社会課題すら見つけることが難しい時代へとなっています。2024年度に行った地域住民へのアンケートでは、地域に課題があると感じている人の割合は少ないものでした。ものや情報があふれ、暮らしが豊かになってきている今だからこそ、常に意識して課題を探り、先を見通し、リーダーシップを発揮していく人材が必要とされます。そして、大垣青年会議所は、その一端を担える組織です。しかし、会員数は減少傾向にあり、事業規模の維持や組織運営は年々厳しくなってきています。西美濃地域を明るい豊かな社会にするということを第一に捉えながら、歴史を調べ、敬いつつも今の時代に合ったものに変化させていくことが必要不可欠となっています。我々の事業が、西美濃地域に影響を与え続けていくために、持続可能な組織体制を作ることが専務理事としての大切な職務の1つであると考え邁進して参ります。
持続可能な組織体制を作る一方で、変えてはいけないものが会議の質です。諸先輩方から受け継がれてきた西美濃地域への想いを形にしている基盤は、質の良い会議にあります。全ての出発点となる会議を質の良いものにし、本年度、理事長が掲げるスローガン「共創力」を実現するためには、一人ひとりが主体性を持ち、会議に参画することはもちろん、地域住民との意見交換や、行政との関わり、先輩や会員同士の交流など、会議以外の時間も大変重要になってきます。専務理事として、会員と共創し、質の良い会議を作り、西美濃地域の明るい豊かな社会の実現を目指し、全会員が事業に全力で向き合える環境を作ることに全力を尽くして参ります。